Debian/GNU Linux(sarge)のコンピュータをActiveDirectoryで認証する方法

#正確にはActiveDirectoryのケルベロスサービスを利用して認証ですね:-)
まず必要なパッケージをインストールします.
今回はMITのケルベロスを利用するので,以下のようになります.
# aptitude install libpam-krb5 libkrb53 krb5-config
debconf によって,必要事項の質問がされますので,適当に答えておきます.
#なお下記の説明はかなりいいかげんですが,わかりやすさ重視です.
#ご了承ください.
default Kerberos version 5 realm
    自分のドメイン(大文字)
Kerberos servers for your realm
自分の ActiveDirectoryサーバの名前
administrative server for you Kerberos realm
上記が複数ある場合は代表の 1台の名前
1台だけなら同上
次に debconfで設定しきれなかった項目を手動で書き換えます.
# nvi /etc/krb5.conf
14行目を以下のように書き換える.
default_tgs_enctypes = des-cbc-md5
15行目も.
default_tkt_enctypes = des-cbc-md5
34行目に以下を追加
default_domain = 自分のドメイン(小文字)
それから,認証を ActiveDirectory に任せるので,pamの設定も必要です.
# nvi /etc/pam.d/common-auth
10行目に以下を追加.
auth sufficient pam_krb5.so
最後に ActiveDirectoryで認証したユーザ名(ADと同じ名前にする必要があります!!!)を useraddして完了です.
一度ログアウトして,そのユーザ名でログインしてみてください.
ログイン画面が以下のようになって,ちゃんと認証されれば成功です.
debian login: hogehoge
Password for hogehoge@MY.DOMAIN
ログインできたら,ActiveDirectoryサーバでパスワードを変更してみましょう.
ちゃんとLinux側でも新しいパスワードじゃなくても認証されれば大成功です.
だたこれにはひとつ欠点があって,一度ユーザだけは /etc/passwdに登録しなきゃいけないんですよね.
Samba で引っ張ってこれたら完璧ですね.
これを次期課題としてみます.