パケットキャプチャの重要性(iTunes のライブラリ共有)

iTunes には LAN 内のコンピュータでライブラリを共有する便利な機能があるのですが、

あるときからそれが動作しなくなりました。

具体的には、



共有ライブラリ" のライブラリ"が応答しません。

(-3259)



共有コンピュータまた箱のコンピュータで実行されてい

ファイアウォールソフトウェアがポート 3689 での通信

を許可するように設定されていることを確認してくださ

い。





というエラーメッセージが表示されてしまうのです。





当然ファイアウォールは問題なく設定されており、以下の様にソケットレベルでは接続できることを確認しています。


user@iMac:~% printf "GET daap://192.168.16.1:3689/server-info HTTP/1.1\r\nDAAP-Access-Index: 1\r\n\r\n" | nc 192.168.16.1 3689
HTTP/1.1 200 OK
Date: Sun, 16 May 2010 10:49:18 GMT
DAAP-Server: iTunes/9.1.1 (Mac OS X)
Content-Type: application/x-dmap-tagged
Content-Length: 311

msrv/mstt?mproapraeSVaeFPatedmsedmsml msm}r?msm?cinm ライブラリmslrmstmsalmsaumsasmsupmspimsexmsbrmsqymsixmsrsmsdcmstcKmsto~?



そこで、Bonjour も DAAP も詳しくないのですがパケットをキャプチャしてみることにしました。

すると・・・



画像を見ていただければわかりますが、全く違うサブネットの IPアドレスと通信を試みていることがわかりました。



実は対向は製品の試験などをすぐに行えるように、それらの初期IPアドレスと容易に通信できるようにIPアドレスを2個割り振っていたのです。

おそらく、Bonjour がその IPを通知していたのでしょう。

そのIPを使わなくし、無事共有機能が再びつかえるようになりました。



やっぱりネットワーク?の不調にはパケットキャプチャが一番の近道ですね。