LA FONERA(FON2100E) で遊んでみた(1)

最近社内では、アットマークテクノさんの Armadillo を応用した製品作りが盛り上がっています。
その第一弾、IntraGuardian はプレスリリースを出したことによって沢山のニュースサイトに掲載され開発メンバーはもう大はしゃぎです(大げさか)※1

さて、Armadillo は組み込み Linux 用の製品として大変使いやすいのですが、
ちょっと遊んでみたいだけの場合には少々お値段がはりますよね。

そこで注目したのはヨドバシカメラで 1,980円 で売っていた FON2100E !
ウェブ上ではこれを改造して使っている例がそこそこ出ています。


ついこの間までヨドバシカメラでは取り扱いがないとのことでしたが、
ここ数日前から見かけるようになったので早速入手しました。

FON

目新しいキカイを入手したらすること、、、まずは分解ですよね。

とりあえずこのようなキカイを分解したら探すべき物は SIO をひっぱれそうな場所ですよね。
通常の製品ですと、基板にランドがあるだけだったりするのですが、FON2100E ではいかにも SIO ですよーとアピールしているピンがありました。

ウェブで検索したところ、やはりSIO のようなのでピン配列をチェック。

PIN
なんとご親切にも Vcc 3.3V があるではありませんか。
ということは、Armadillo の開発キットに付属している RS-232C ケーブルが利用できるということです。
半田付けいらず!
ARMADILLO_CABLE

さて、下記写真のように配線してみました。

CONNECT
一応 Armadillo に適合したケーブルなので GPIO用と Vcc用 の線はコネクタから抜いて挿しました。

この状態で(写真では既に電源を投入してしまっていますが;) ケーブルを繋いだ対向のコンピュータでターミナルエミュレータを起動しておきます。
初期状態では 9600-8-N-1 でつながるようです。

TERMINAL
途中で「Return を押したらプロンプトでるよ」のようなメッセージが出ますが、
まだいろいろとプログラムを起動している最中なので焦らないで 30秒程待ちます。

その後 Return を叩くと、プロンプトが表示されてやりたい放題になります。

とりあえず、
  # telnetd
  # iptables -I INPUT 1 -p tcp --dport 23 -j ACCEPT
  # iptables -I INPUT 1 -p tcp --dport 80 -j ACCEPT
と、してみたところ、telnet でログインできるようになり、WebUI に MyPlace を経由しないでもアクセスできるようになりました。

あまり遊んでいると本業ができなくなってしまうので、
今日の FON遊びはこのへんにしておきます。

次回は MIPS のクロスコンパイル環境を作って、
YACAFE を動かしてみたいなー

#YACAFE とは NCAD がオープンソースとして公開している組み込み向け簡易ウェブフレームワークです。

※1 大はしゃぎしている理由は・・・